健康的な生活(4)衣食住の衣編③

体のこと

このブログでは現代医学と東洋医学の両面から見た健康についての情報をまとめています。今回は健康的に生活していくためにはどんなことに気をつけたらいいか、そのポイントについて書いています。

以前の記事で全体的な考え方についてまとめまして、この記事は実践編として、衣食住の衣についての3回目になります。アクセサリーなど身につける物や、衣類の洗濯で気をつけることについて書いてみたいと思います。

よろしければこちらも読んでみてください。

健康的な生活(1)ポイントとなる考え方

健康的な生活(2)衣食住の衣編①

健康的な生活(3)衣食住の衣編②

身につけるもの

私たちの体は外から様々なものを取り入れて、それらを分解したり加工してしたりして動いています。ですので、健康に過ごすためには「体に必要なものを取り込む」「体を害するものを避ける」ということがとても大切となります。アクセサリーなど身につけるものについても正気(せいき)を帯びたものを選ぶようにすることで、体調を上向きにすることができます。また体に害となる邪気(じゃき)を含んだものを身につけないことも大切です。

(正気や邪気は私たちの体の気の部分にあって、体を正しく動かしたり、体の働きを阻害したりするエネルギーのようなものです。気についてはこちらの記事にまとめていますので、よろしければ一度読んでみてください。タグ「気」のインデックスの「気について(1)〜(6)」 )

アクセサリー

おしゃれで使われる装飾品ですが、身につけるという点で私たちの体調に少なからず影響を与えます。いくつかの素材について見ていきます。

アクセサリーなど身につけるものの素材の中で、正気を帯びて私たちの体に合うものとしては金があります。金は古来から装飾品として使われるだけでなく、加工性の高さや電気的特性によって工業的にも広く使われ、日々の暮らしに深く浸透しています。鍼灸の世界でも金の鍼は古くから使われる優れた治療道具です。アクセサリーでよく知られている18金は金が75%の含有率で、残り25%に耐久性や加工性を持たせるために銀、銅、亜鉛などを調合した合金です。純金(24金)は柔らかすぎてアクセサリーとしては不向きなのです。

金は正気とよく似た気を帯びていて私たちの体にとても合い、金のネックレスやブレスレットなどを身につけているとその部分に正気を増やすことができます。金のアクセサリーには20金、18金、12金、10金などがありますが、数字が大きいほど金の純度が高くなりますので、18金か20金がお勧めです。24金は重く、耐久性が低くて傷つきやすいのであまりお勧めできません。アクセサリー以外にも歯の詰め物にも金は使われます。最近はあまり見かけなくなりましたが、みなさんご存知の金歯です。金歯の純度も様々ですが14金〜18金が一般的のようです。金歯を入れるといつもその部分に正気が増えるので体にとってはとてもいいのですが、口を開けた時に金歯が見えることに抵抗を感じる方もおられるかもしれません。

チタン

チタンのアクセサリーはあまりメジャーではありませんが、ここ数年耳にするようになってきました。チタンは体内に埋め込む人工関節やインプラントの埋め込み部品に使われる素材で、アレルギーなどが起こりにくく、私たちの体によく合う金属です。審美性も高く価格もプラチナなどよりは安価ですので、健康を意識しつつアクセサリーを身につけたい時に選択肢として挙げられると思います。

プラチナ

プラチナはアクセサリーとしてとても一般的です。結婚指輪では定番ですし、高価ですが耐久性も高く見た目も高級感があり人気の素材と言えます。ですが気の面から見ていくとプラチナは邪気を帯びていて体には少し合いません。冷たくビリビリとした質感があり、敏感な方は身につけていると違和感を感じるようになります。結婚指輪としては金の方がいいかもしれません。

銀もアクセサリーとしてはよく使われます。値段も安価で気軽に手に入れられるのも魅力です。表面が生活環境にたくさんある硫黄と反応して黒ずみやすいのが欠点ですが、金属磨き等で拭けばすぐにキレイになりますので、取り扱いも簡単です。ただ気の面から見ると銀は冷えた気を帯びていて、身につけるとその部分が冷えてしまうというデメリットがあります。ずっと付けっぱなしにすると冷えの影響が出てきますので、外出時だけ付けて帰宅したら外す、といった使い方をすればそれほど気にせずに使っていくことができると思います。

ダイヤモンド

装飾品の王様とされるダイヤモンドについても触れておきたいと思います。ご存知の通りダイヤモンドは私たちの体と同じ炭素でできていて、さらに正気を帯びていますので身につけるのにはとてもいい素材となります。ダイヤのリングはプラチナにダイヤをあしらったものが多いと思いますが、プラチナは邪気を帯びていますので、どちらというと金にダイヤを装飾したものの方が体には合う様に思います。ダイヤモンドは高価なのがネックですが、体に合うおすすめの素材です。

天然石

水晶や琥珀やオニキスなど様々な天然石があります。形も色も特徴的でほぼ一点ものの珍しさがあり、石との出会いにも何か運命的なものを感じます。生き物にも物にも気はありますので、天然石は色々な気を帯びています。持ち主との縁も偶然ではない引き合いがあるように思いますが、残念ながら石の帯びている気が必ずしも正気というわけではありません。お店を訪れると色々な天然石がありますが、同じ種類のものでも帯びている気は同じではなく、残念ながら正気を帯びているものは少ないように思います。反対に邪気を帯びているものは割と見られます。健康の点から考えると、正直なところ天然石は少し難しいように思います。どうしても身につけたいのであれば、気的な感覚に優れた人に見てもらいながら選択するのがいいように思います。

数珠

数珠も手軽で人気のアクセサリーだと思います。素材もいろいろですが、水晶などが多いでしょうか。数珠には気的な働きがあって、邪気を吸い取る効果があります。手首につけるのが一般的だと思いますが、数珠の丸い形には気を吸い寄せる性質があって、体に付いた邪気を吸収してくれます。ただ少し問題があって、それは体に必要な正気も吸収してしまうことです。数珠自体が正気を帯びたものであればこの点については気にする必要はないのですが、そのような数珠は珍しいのが難しい点です。また身につけたままにしていると吸収した邪気がそのままになるので、手首に邪気をはめているような状態になりこれも問題です。定期的に浄化することも必要となります。もう一つ数珠に使われる素材は天然石が多く、先の通り天然石には邪気を帯びたものが割とありますので、数珠自体が邪気を持っていることもあります。数珠を身につけるのであれば正気を帯びたものを選び、定期的に浄化するというところが大切になってきます。こちらも気的感覚のある人と一緒に探すのがいいと思います。

アクセサリーの素材について色々と見てきました。結局のところ安心して身につけられるのは金とチタンとダイヤモンドというところになります。他の素材のものを身につける場合は、外出時だけにするなど、付けっぱなしにしないようにしていただくのがいいように思います。

化粧品

化粧品も体に直接触れるものですので、気をつけなくてはいけません。化粧品の主な成分は、水分、油分、界面活性剤、防腐剤、殺菌剤、酸化防止剤、色素、香料などで、多くが私たちの体に負担となる化学物質です。正直なところ、化粧品は体にとっていいものではなく、使用量には気をつけた方がいいかもしれません。

化粧品に使われている化学物質は、皮膚や呼吸から体に取り込まれます。皮膚からの吸収量は多くはないと思いますが、毎日となると無視できなくなりますし、また呼吸からは一日中化粧品の香りを嗅ぐことになり、これらの処理に体は多くのエネルギーを消費することになります。

そういう点から、化粧品は最低限の使用にとどめるのが良いと思います。帰宅時にはすぐに落とすようにしたり、ポイントで使うようにしたり、ライフスタイルに合わせて選んでいただければと思います。

衣類の洗濯について

あとで書く予定にしている「その他の生活習慣」のところに載せようと思っていたのですが、衣類ということでこちらにも書いておくことにしました。洗濯にも気をつける大切なことがあります。

「体を害するものを避ける」という意味で、洗剤や柔軟剤の化学物質には注意した方がいいように思います。合成洗剤や匂いのきつい柔軟剤などに使われる界面活性剤や香料などの化学物質は、呼吸や皮膚から体に入って、私たちの体に害となります。これらの化学物質を分解するのにエネルギーを消費しますし、また個人差はありますが許容量を超えるとアレルギーの様な症状が出るようになります。頭痛、発熱、倦怠感など日常生活に支障をきたすような症状が出てきて、ひどくなると化学物質過敏症につながる可能性があります。農薬や食品添加物を含んだ食材が体に負担となるように、洗剤に含まれる化学物質にも注意を払う必要があるのです。

このような理由で、洗濯には洗濯用石鹸を使うことをおすすめします。石鹸は私たち人類との関わりも長く紀元前3000年くらいから使われていて、合成洗剤ほど私たちの体に負担となりません。昔ながらの製法にこだわったメーカーもありますし、洗濯に使いやすいように粉状にしたものや、液体のものもあります。合成洗剤のようにあらかじめ洗濯機にセットしてスタートボタンを押すだけ、という訳にはいきませんが、全自動洗濯機でもマニュアルコースを使うことで問題なく洗濯ができるので大丈夫です。何よりも洗い上がった服に余計な匂いがなくなり、尖った感じが消えて衣類が持つ柔らかく優しい感じが目立つようになります。

石鹸で洗濯をするのであれば、洗濯機にもちょっと注意が必要です。もし粉石鹸を使うのであればドラム式の洗濯機ではなく縦型のものを選びましょう。粉石鹸は溶けにくので、先に一番少ない水量で粉石鹸だけを入れて10分くらいの洗濯コースにかけて、しっかり泡立てた石鹸液を作り、その中に洗濯物を入れて本番の洗濯をするのがキレイに洗うコツになります。縦型の洗濯機であればこの洗い方ができますが、ドラム式ではちょっと難しいと思います。ドラム式の洗濯機の場合は液体石鹸を選んでいただければ大丈夫です。

普段合成洗剤を使われている方が粉石鹸などで洗濯すると、洗い上がりの匂いが変わっていることに気がつくと思います。合成洗剤の持つ冷えたような匂いが粉石鹸ではなく、衣類の持つ本来の性質が際立つように感じます。いい素材のものを、素材本来の気質で着込むのがやはりおすすめですので、ぜひ洗濯にもこだわってみてください。

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