歯の痛み(知覚過敏)について

 先日うちの子供が「歯が痛む」というので、ちょっと見てみました。

 水を飲むと沁みる、と言います。歯医者さんには定期的に通っているのですが、しばらく間が空いているので、「おっとこれは虫歯か」と思いましたが、まずはどんな様子か確認してみました。

 左の下の奥が沁みるといいます。口を開けてもらい見てみますが、虫歯らしきものは見当たらず。歯につながる経絡(けいらく:気の通り道です)をいくつか確認しましたが、大きな反応はありませんでした。解剖学的に考えて、左の三叉神経(歯につながる知覚神経です)の気の状態を見てみますと、右に比べると左側が正気(せいき:体を動かすエネルギーです)が少なくなっていました。全くないわけではありませんが、少なくなっています。

 正気が少ないと体は正しく動かなくなります。神経の正気が減ってくると痛みや違和感が出てくることがよくあります。そこで三叉神経に正気を増やしていきました。左がメインですが、どうせなので右側もついでに。

 直後から痛みは軽くなったようです。「水を飲んでも、なんか大丈夫」とのことです。念のため、しばらくしてからもう一度増やしておきました。痛みはほぼ無くなって、翌日のなっても痛むことはなかったようです。

 神経に正気を増やしただけで痛みがなくなるのですから、虫歯ではなかったようです。虫歯ですと物理的に歯が傷んでいますし、神経に気を増やしても効果は一時的なはずです。多分知覚過敏だったのでしょう。簡単に治すことができてよかったです。

 虫歯は厄介なのでできるだけならないようにしたいです。体は外からバイ菌が入ってこないようにさまざまに防御壁を張り巡らせていますが、口の中は割と手薄なように感じます。歯茎のすぐ奥には血管が流れていますので、ひどい虫歯や歯周病になると外からのルートができてしまう。大きな病気の病巣を調べると、歯周病菌が多くいるということはよく耳にします。

 口の中の健康はできるだけ意識しなくてはいけませんね。