ナスの栽培

ナスの写真 日々のこと

家の庭でナスを育てています。

昨年から、せっかく庭があるので何かやってみようと思い始めました。今年は去年よりは多く実がなって、なかなか順調でした。水を沢山やるとよく育ちますね。

ナスを育てるにあたり、どうやればいいのか色々調べたのですが、一番しっくりきたのが、余り手を加えないやり方でした。一般的には、苗を植える2、3週間前に土を掘り起こして、何種類かの肥料を入れて、石灰でpHを調整して….とあったのですが、なんか大変そうで。もう少しざっくりとしたやり方で作ることにしました。

うちの庭の土は硬いので、最初は腐葉土を買ってきてシャベルで庭の土と混ぜ合わせました。その時に堆肥を加えました。堆肥は庭に生えていた雑草を刈り取って作りました。なんでも雑草は根から抜くより根本を刈り取る方が土がフカフカになるそうですね。そして刈り取った雑草で堆肥を作ります。この堆肥は土に含まれていない栄養素を多く含んでいるそうで、いわばその土地にあったオーダーメイドな肥料になるそうです。

昨年から堆肥作りとナスの栽培を始めましたが、この堆肥をナスの根元に加えると、なんとも元気に花が咲いて実がつくのですよ。うちの庭にあった肥料になっているようです。

草刈りの話を聞くまでは、雑草を根本からぬく「草抜き」をしていて、これが苦痛で仕方なかったのです。大変だし、なかなか進まないし。でも、雑草は根から抜かないで根本を切ったほうがいい、ということを知りとても楽になりました。抜かずに切る、ハサミでチョキチョキです。散髪ですね。ずいぶん楽だし作業も捗ります。土に残った根はそのまま枯れて、土を柔らかく、作物が育ちやすい土に変えてくれるそうです。抜き続けると土はカチカチになっていくそうです。運動場のような土です。うちの庭はまだ硬いですが、何年かして柔らかくなってくれると嬉しいです。

刈り取った雑草で堆肥を作ります。油粕と混ぜて上に土をかぶせて1ヶ月ほど放っておきます。1ヶ月後に蓋を開けてシャベルでかき混ぜます、微生物が草を分解してくれるので、なんとも土らしい、自分的には懐かしい匂いがします。この状態でたまにかき混ぜながらもう1ヶ月ほどすると、完全に草が分解して堆肥の完成です。そしてこの堆肥を使うとナスが元気に育つのです。

そんなわけで、うちのナス畑には雑草が茂っています。大きくなったら刈り取ってまた次の堆肥を作ります。そしてこの堆肥で作物が育って、なんとなく循環している感じがとても嬉しいです。