健康維持のためには、体のケアが欠かせません。と言っても、どんなことから始めたらいいのかよく分からないという方も、いらっしゃると思います。そこで今回は、誰でも始められる体のケアを3つ紹介したいと思います。
早寝
早寝をした方が体には良い、と言われますが、それは何故でしょうか。
それは、もともと私たちの体が、早寝(夜暗くなると眠る)をするように作られているからです。
私たちは人間ですが、そうは言ってもそもそもが動物です。さらに付け加えると、昼行性の動物です。ですので、太陽が昇っている昼間に活動して、夜になり暗くなると自然と眠くなり、眠るようにできているのです。そのことは、1日24時間の、体温、血圧、内分泌、心拍数などの変化の様子を見てもよく分かります。
ただ、私たちを取り巻く現代の環境は、夜になっても明るい電灯があり、昼間と同じように活動できてしまいます。本来は眠くなるはずの時間帯でも、明るさのため眠気が生じにくいのです。加えて、ゲームや動画鑑賞など夜には楽しいことが色々とあり、つい夜更かしをしてしまいます。ですが、夜遅くまで起きて活動するのは体の本来のリズムに合わないため、体に余計な負担をかけることになります。健康のためには、できるだけ早く寝るのがおすすめです。
仕事や受験勉強など特別な理由がない限り、できれば22時に、遅くとも23時には床に着くようにしましょう。
よく噛む
私たちは、食物から活動のエネルギーを得ています。そのための消化のプロセスはとても大切です。この消化のプロセスで疎かになりがちなのは、咀嚼ではないでしょうか。
子供の頃には「よく噛んで食べなさい」と言われたものですが、では、なぜよく噛んだほうがいいのでしょうか。
その答えは、よく噛むことで、消化器の負担を減らすことができるからです。
咀嚼は、消化の最初のステージです。食物を歯で噛み砕きつつ、唾液で分解を進めます。その後、分解された食物は胃に入り、さらに細かく分解されます。つまり、咀嚼を十分に行うと、胃や腸での消化の負担を小さくすることができるのです。
消化のプロセスは、意外と大変です。食物を細かく分解するには、消化管をしっかり動かさなくてはなりません。また、食べ物の種類に合わせた消化液を準備して、分泌する必要もあります。一回の食事を消化するのに、胃、小腸でそれぞれ数時間、大腸では数日もの時間が必要と言われています。
そんな大変な消化の作業を軽くするために、私たちができることが、「よく噛む」なのです。
実際によく噛むことを数日続けると、体調がよくなるのを実感していただけると思います。よく噛むことで、消化に使われるエネルギーが節約され、体調を整える余力が生まれます。同時に、栄養素の吸収もアップするはずですので一石二鳥です。
よく噛む、はすぐに始められますし、とても効果的です。ぜひ一度試してみてください。
満足する
満足する、とは読んで字のごとく、満ち足りた気持ちでいる、ということです。「不平不満を言わず、いつも穏やかで満足している」という状態です。ですが、こういった心の持ちようが、体の健康とどのように関係するのでしょうか。
そのことは、脳でのエネルギー消費について考えると分かります。どういうことかと言うと、いつも満足して余計なことを考えないようにしていると、脳でのエネルギー消費を抑えることができ、それによって、体調を整えるための余力を生み出すことができるのです。
実は、脳は大食漢なのです。脳は体重の2%ほどの重さしかないのに、全身の15%もの血液を消費しています。「脳で何かを考える」ということは、とても多くのエネルギーを消費するのです。
いつも怒ったり、不安でいたり、考え事をしていると、脳で余分なエネルギー消費を行うことになります。度が過ぎると、体調を整えるためのエネルギーも脳で消費することになり、健康維持が難しくなってしまいます。
あまり余計なことを考えず、いつもニコニコと満足していることが、体にとっては望ましいのです。そのように心がけると、体調は自然に整っていきます。
まとめ
誰でもすぐに始められる体のケアを、3つ紹介しました。言うは易く行うは難しで、簡単ではないものも含まれると思います。ですが、どれも効果的でおすすめです。
ぜひ、頭の片隅に入れておいて、ご自身のペースで取り組んでみてください。