当院は鍼灸院ですが、整体の施術にも力を入れています。
当院の整体(推拿:すいな)は、一般的なマッサージとは少し異なり、経絡(けいらく)とツボ(経穴:けいけつ)を積極的に使用した、東洋医学的な整体です。
私たちの体には多くのツボがあり、様々な効果があります。私は日々いろんなツボを触っていますが、その中で、最近今まで知らなかった新しいツボに遭遇しました。
今日はこのツボの話を書いてみたいと思います。
ツボはどんなもの
以前にツボの効果についての記事を書いたことがあります。(ツボは本当に効くのか)
その記事に書いている通り、私は、「ツボは体の色々なところにつながっていて、つながった部分の働きを調整することができる」と考えています。
例えば、足の三里というツボを見てみます。

図は「胃の経絡」を示したものです。足の三里は胃の経絡の上にあり、胃に強くつながっています。
つまり、足の三里を適切に刺激すると、胃の働きを正しくすることができるのです
足の三里以外にも、様々なツボがあります。現代医学の解剖学で示されている主な内臓(肺、心臓、肝臓など)は、それぞれそこにつながるツボがあります。そしてそのツボを刺激することで、内臓の働きを調整することができます。
当院の整体では、ツボのこの性質を利用して、体調を整えていきます。
でも最近、別の働きを持つツボを見つけました。(私が今回気付いただけで、既にご存知の方もいらっしゃるのかもしれませんが)
経絡の状態を整えるツボ
それらのツボは、体のどこかにつながるものではないようです。ただ、効果が面白いのです。
それらは、経絡の状態を整える効果を持っているように思います。
私たちの体には14本の経絡がありますが、そのうちの主要な12本は、2本で1組の対になっています。例えば肺の経絡は大腸の経絡と対になっています。今回見つけたツボを使うと、対になっている2本の経絡の状態を、整えることができるようなのです。
「経絡の状態を整える」という表現が曖昧なのですが、今のところまだわからないことが多く、このように書いています。感触としては、経絡の通りが良くなって、気が巡りやすくなるような感じでしょうか。
そして、経絡の状態が整うと、それにつながる内臓の働きが良くなります。先ほどの肺・大腸の経絡では、このツボを使うことで、肺と大腸の働きを一気に調整することができるようです。
しかもなかなか効果が高い。内臓に直接つながるツボを使うよりも、短時間で調整ができるように感じています。
まだまだ効果的なツボがありそう
東洋医学の教科書を開くと、ツボは361個あると書かれています。今回見つけたツボは、教科書に載っているツボとは異なるようです。
そもそもツボは、経絡や、そこを流れる気の状態によって、体表の出てきた反応点だと思います。ですので、教科書に示されているように、ツボの位置や効能を一つに決める方が、むしろ不自然なように感じます。
そう考えると、私たちの体には、まだまだ効果的なツボが隠れているのかもしれません。
これからも、少しずつ探っていきたいと思います。
