記憶

鍼灸で記憶力を上げることができるでしょうか


記憶力というと、まず学生時代を思い出します。私も受験生の頃にはアンキパンが欲しかったものです。

そういった年代の方もそうなのですが、中高年になると年齢とともに落ちていく記憶力、またご高齢の方の物忘れなど、鍼灸治療で何かできないでしょうか。

 

記憶の要は海馬

記憶というと、脳の中にある海馬という部分が深く関係することはよく知られています。記憶の入口というか、きちんと記憶が定着するためには海馬がうまく働いている必要があると考えられています。

私たちが何かを記憶する時は、そのことをまず海馬で記憶して、そのあと脳の本格的な記憶スペースへと移動するようになっています。つまり海馬がうまく働かないと記憶力が落ちてしまうのです。

記憶力を上げるためには、海馬の働きを上げることがポイントになってくるようです。

 

鍼灸で海馬を活性化する

では鍼灸治療で海馬を活性化することができるでしょうか。

私はできるように感じています。

古典的な鍼灸ではさすがに海馬についての情報はありませんので、自分でいろいろと探るしかないのですが、海馬に限らず、脳内のある特定の場所を元気にするツボのようなものがあることは、経験的にわかっています。

 

例えば、これは昔から伝えられているツボですが、「失眠(しつみん)」と呼ばれるツボがあります。

失眠は読んで字のごとく、眠くなるツボ?なのですが、これは脳の中の松果体という部分に作用するツボであることが感覚的にわかります。

松果体は眠りに関係すると考えられているホルモン(メラトニン)を分泌するところです。

失眠を触ると脳の松果体のあたり(解剖学の本で見たところの「松果体はこの辺だよな」というところです)がモゾモゾするのです。そして確かに眠くなります。

昔の人はさすがに松果体までは知らなかったでしょうが、「ここを触ると眠くなるね」ということは気づいていたのでしょう。

でも失眠をそのまま素直に読むと、どちらかというと「眠くならない」という意味にとれそうな気もします。

これはどういうことでしょうか。「気を失うほど眠くなる」ということでしょうか。それほどでもないように思いますが。

 

失眠はさておき、海馬もそのようなツボがあるように感じています。なんとなく足にあることはわかっているのですが、まだ特定はできていません。

もしはっきり分かれば、多くの人の役に立てるのではないかと思います。

今後も引き続き探っていこうと思っています。

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