症例

アトピー性皮膚炎(30代女性)


症状

0歳児からのアトピー性皮膚炎の患者さんです。手の母指球の荒れと首周りのかゆみが強く、日常生活を送るのにも支障があるとのことでした。ここ2ヶ月ほど調子が悪く精神的にも参っておられました。

診察と処置

両手の母指球が赤く腫れて皮がポロポロと剥がれている状態でした。首から顔にかけて赤みが強く、ところどころかきむしった跡が見られました。脈と内臓の状態を確認したところ、左の腎臓の動きが悪くなっていることが分かりました。アトピーでは腎臓や肝臓に負担がかかっていることがよくあります。また右の肺が冷えていて本来の働きができていないようでした。肺は皮膚と関係が深く、肺の動きをよくすることで皮膚の状態が改善することが期待できます。

治療としては腎臓と肺の動きをよくすることを第一に考えました。推拿で全身の流れをよくして、刺さない鍼で腎臓と肺を調整して、これらの働きを高めていきました。

経過

一週間後に見させていただいたところ、手の母指球の荒れはほとんどなくなっていました。翌日にはきれいになったとのことです。首のかゆみもかなりましで、ときおり突発的にかゆくなるけれど今までよりも全然楽とのことでした。精神的にも少し落ち着き、また頑張ろうという気になれたとのことです。

引き続き治療を続けながら、経過を見ていきたいと思います。

 

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