症例

生理〜排卵時痛(子宮筋腫)(40代女性)


症状

子宮筋腫があり、生理中と生理後から排卵までの間、強い下腹部痛があるとのことでした。起き上がれないほどの痛みで、月の半分は痛み止めを飲み続けるような状態でした。婦人科ではホルモン剤を勧められますが、できれば飲みたくないとのことで来院されました。

 

診察と処置

今までたくさんお薬を飲まれていたためか、体が冷えきっているような状態でした。同時に長期間の服薬により肝臓にも負担がかかっているようでした。下腹部を触れると、子宮と思われるあたりにビリビリした熱感があり、病変があることが分かります。

体の働きを活性化して、とくに子宮周辺と内分泌(ホルモン)器官が正しく働くように調整することを中心にしました。筋腫の位置や大きさによっては、痛みを完全にとりのぞくことは難しいかもしれませんが、軽くすることはできると思われます。生活できる程度に痛みを抑えることを目標としました。

推拿で全身の流れをよくして、刺さない鍼で内臓の働きを高めていきました。とくに子宮周辺と、内分泌器官として下垂体への調整を中心に行いました。

 

経過

月に3、4回のペースで治療しました。生理痛はあるものの、生理後から排卵までの痛みは少しずつ軽くなっていきました。

治療を始めてから3度目の生理の終わりに大きな血の塊が出たとのことです。それから下腹部の痛みが消え、生理後から排卵までの痛みが無くなりました。

子宮内に血塊があり、このために痛みが出ていたものと思われます。体の働きを正常化することで、不必要なものが排出されたようです。筋腫はまだあるので生理中の痛みは残るかもしれませんが、ある程度軽くなるものと思われます。

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